2010-12-31

NY研修後半まとめ

 ずいぶん時間が経ってしまいましたが、年を越す前に、ニューヨーク研修後半について振り返った文章を残しておきたいと思います。(言い訳ですが、書いたのはニューヨーク研修を終えた直後の11月半ばだったんですよ。。。)

-----------------------------------------------------------------


個人の内省を重視していた前半に比べ、ニューヨーク研修後半は、現場ですぐにでも役立つと思われる、実践的なスキルやツールの習得に力点が置かれた。習得の方法として、聴講形式ではなく、フェロー自身が(教室の外に出て)体験する中で学ぶ形式、及び講師とのフリースタイルでの対話といったスタイルが多用された。これらは私にとっては不慣れな手法だったため戸惑うこともあったが、文字通り体と心で直接感じたことは、深く私自身の内面に刻まれたと思う。特に私にとって大きな学びとなった2点を以下に挙げる。

      ストーリーテリング (Storytelling)
アキュメンではストーリーテリングが重視されており、我々フェローも複数の外部講師から手ほどきを受ける機会に恵まれた。Areal Groupによる「Leadership by presence」ワークショップでは、演劇の手法を取り入れて、(やや大げさに)演じるように物語を語る練習を繰り返した。詩人Rives氏、TEDキュレーターChris Anderson氏それぞれとのセッションでも、フェローが一人ずつ即興でストーリーを語り、講師と他のフェローがフィードバックするという形式だった。
これらは、今まであまり使ってこなかった「筋肉」を呼び覚ます体験だった。創造力・聴衆とつながる力・聴衆を惹きつける力等が潜在的には私にも備わっているのだと自信を持つ機会になった(本来誰にでも備わっているのだと思う)。
今後ストーリーテリングの能力を向上させるために心掛けたいのは、1)発声、2)個人的な体験を盛り込むこと。ワークショップを通して、発声は相手にとっての聞き取りやすさだけでなく、自信というポジティブ・フィードバックとなって私に返ってくると実感した。(発声をめぐる気づきはこちらのWebサイトに寄稿した。Rising PyramidBe the last one to define you.
また、個人的な体験を盛り込むことで、聴衆は話し手(私)に対して個人的・感情的なつながりを感じるようになる。演習を繰り返す中で、特に即興で語るとき、私には無意識のうちにこれを避けてしまう癖があることに気がついた。これは、ストーリーテリングの総仕上げ、ニューヨーク研修最終日Investors GatheringIG)での発表に際しても直面した壁だった。本番までの約2週間、CEOジャクリーンを始め、マネジメント層からスタッフまで複数のメンバーが私たちフェローのプレゼンテーションをレビューし、アドバイスする。その過程で、私を含むフェロー全員が繰り返し言われたのは、「Be more personal!
Personalになることは、研修前半で学んだ「無防備になる力」(Be vulnerable)にも共通する姿勢だと思う。IGに向けて準備する中で、私は他のフェロー達とお互いのスピーチについて何度も語り合った。いくつものバージョンを書いては、ボツにした。私も、そして他のフェローも、普通だったら言わないような個人的な事柄をステージの上で言えたのは、互いの信頼とサポートがあったから。そして、本番でそうして自分をさらけだして、聴衆から得た共感、終わった後に人ごみをかき分け、歩み寄って、「共感した」「私も同じ悩みを持っていた」「応援している」と言ってくれる人が複数いたことに、さらなる勇気を得た。

      リーダーのロールモデル
研修後半は、現在「リーダー」として成功している方々と対話も多く設けられていた。Tom BarryCEO, Zephyr Management L.P.)、Bill Meyer(アスペン研究所名誉会長)、Carlos Dominguez (シスコ上級副社長)、Tim Brown (IDEO社長)Anthony Romero (Executive Director, American Civil Liberties Union)等、それぞれ非常に魅力的な人物である。彼らの生い立ちからキャリアの変遷、その中で「リーダーシップ」についての考えがどう生まれ、変容し、今に至ったか。非常に率直で、パーソナルな対話の中から、彼らのリーダーシップ哲学、スタイルを知り、翻って自らに問いかける時間となった。
自らのリーダーシップ能力を磨いていく上で、特に指針になると感じたのはBill Meyer氏の言葉である。「自分にはリーダーになる力があるのか?」「自分のどんな力が世の中の役に立つのか?」といった問い(悩み)はあったのですか、という我々の質問に、次のように答えてくれた。「誰にでも、子どもの頃から家庭・学校・職場など場所を問わず、無意識のうちに繰り返していて、得意で、好きな行動があるはず。僕の場合は、自分で答えを見つけること(Figure things out by myself)だった。それを繰り返していたら、いつのまにかどこに行ってもリーダーの役割をやることになっていた。(笑)」
確かにニューヨーク研修の初日から言われていたとおり、リーダーシップのスタイルは人それぞれ。周りと比べる必要もないし、自分らしさを抑える必要もない。むしろ、自分ができること且つやりたいことを、真摯にやり続ければ、結果は後からついてくる。フィールドに出るにあたって、結果を出さなければとの気負いがあったが、まずはそこから見直そうと思った言葉だった。

2か月間のニューヨーク研修は、たくさんの人と出会い、刺激を受け、自分自身を見つめ直した時間だった。自分を知り、自分の良いところも悪いところも受け入れ、広い視野で自分を受け入れることを学んだ。評価・判断することなしに、長所・短所・悩みなどすべてを含めた存在を受け入れて、建設的なフィードバックを与えてくれる仲間に出会えたのも、間違いなく一生の財産である。

2010-12-07

Not until I saw the difference...

Yes, I was sure 1298’s ambulance contributes to the life of people greatly when I first heard about their business.
Yes, I was impressed with the facility of the 1298 ambulance when I saw its ALS (Advanced Life Support) ambulance.
Yes, my heart was beating so fast and hard with the sense of mission when I sat on the front seat and ran through Mumbai’s busy streets.

But not until last week in Trivandrum did I truly realize the difference this company has brought to the society…

I spent a whole week in Trivandrum, Kerala, where Ziqitza Health Care Ltd. runs the public-private-partnership (PPP) model of emergency ambulance service. (The service there is known as “Dial 108” while the company’s private model is known as “Dial 1298”.)  Under the project name KEMP (Kerala Emergency Medical Service Project), the 108 ambulance service now operates 25 ambulances in the district of Trivandrum. The service is completely free to users. 

My mission there was to investigate every detail of operations in all the departments from control room to ambulance to finance. I will do the same for other 108 operations in Bihar and Rajasthan later this month and then work with department heads to improve and standardize the processes so that the company will be well fit for further scaling.

One day, I visited the largest hospital in Trivandrum, Medical College Hospital. I was waiting for our 108 ambulance by the emergency section of the hospital. It started raining. The place was getting crowded. But our ambulance has not come yet.

Other ambulances came, though. They are as big as ours, same white body with red and blue signs. Some are run by a private organization, others by hospital itself. I looked inside. I could not believe what I saw.

“It must not be an ambulance.”

That was the first thought.
Inside was literally empty. Nothing other than a metal frame (where a carrying board is placed – not even a stretcher!), bench, and a small sink! Where are medical equipments? Where are cabinets for storing medicine, mask, glove, gauze and bandage?

From what I know in Japan, I took it for granted to have an emergency medical technician, medical equipment, some medicines and tools on ambulance. Otherwise how can I call it an ambulance?? But that moment I once again realized such service was not readily available here.

How do you feel if only an empty ambulance is available when your mother is at emergency?
How do you feel if the fully equipped ambulance comes instead?

Other ambulance


108 ambulance