2011-04-27

Differences in Learning Style


In March, a large part of my work was related to training.
For the operation of 90 ambulances, we need to train roughly 200 drivers, 200 EMTs (Emergency Medical Technicians), 50 call center executives, and 15 managers.

As I planned the curriculum, coordinated the sessions, and occasionally gave a lecture, I noticed a distinct difference in learning style.
Difference between what I see here in Amritsar, India, and the ones I grew up with in Japan.

In Japan, students are supposed to listen and take notes with their mouth shut.
In India, students listen and speak. No notebook.

It seems as the students verbally repeat what the teacher has said, they digest and memorize the contents. The more students talk, the more they remember.
At first, I was eager to explain more. I thought the more I explain, the better they understand.
Not necessarily.

For example, when I want my managers to call ambulances every morning, there are two ways of conveying information.
1) You have to call your ambulance every morning.
2) What do you have to do every morning?

Instead of me repeating “you have to do this, that, …”, it seems more effective to switch the speaker and a subject of the sentence. Let my managers speak aloud, “I have to do this, that, …”

Manager's training - We spent half of the time letting managers talk about what they had just learned.
In my case, I know I have to write it down. My colleagues will give testimony that I write down everything in my little notebook. Once I see letters, words, sentences, or diagrams, the information sticks to me. Even to remember someone’s name, it is easier for me to remember the written name.

I always thought it’s my personal inclination.
But maybe it is a result of the culture I grew up with?!
Which style do you have? Or any other style?



2011-04-26

パンジャブ州あれこれ

出張もいよいよ終わりという今になってパンジャブ州の紹介をするのも変ですが、せっかくの機会なので。

パンジャブ州はパキスタンと国境を接するインド北西に位置します。(パキスタン側にもパンジャブ州があります。)
面積は小さいですが、イ ンドの中でも豊かな土地として知られています。パンジャブの語源は5つの川という意味だそうで、州内を流れる、5つの川の恵みで肥沃な土壌が広がっていま す。インドの小麦生産量の約20%がパンジャブ州からです。他にも綿花、米などが有名です。インド国内(ビハール、オリッサなど比較的貧しい州)から出稼 ぎにくる人たちも多いそうです。

インドで一番ベンツ所有台数が多い州だとか、
農家の息子は働きに出なくても生活に困らないけど、肩書きが無職だとお嫁さんをもらえないから腰掛け程度の気持ちで働きにくるとか。
どこまで本当かわかりませんが、こうしたパンジャブ出身の同僚談もあながち嘘ではなさそうです。

実際街でも携帯、バイク、乗用車など確かに新しいもの、価格の高いものを持っているひとが多い。先月デリーからアムリッツァルへの便に乗った際には、(30人くらいの小さなフライトでしたけど) iPhoneを持っているひとが半分くらいいて驚きました。

ところで、何が理由かわかりませんが、車のスピードが非常に早く、助手席に乗ると毎回ハラハラして寿命が縮まる思いです。まだ始まったばかりの救急車オペレーションですが、やはり交通事故が理由の救急車出動が一番多いです。

ターバンが印象的なシーク教徒が人口の7割近くを占めるのですが、ヒンドゥーやムスリムと違いお酒を飲む人が多くいます。
その結果、飲酒運転も。日本のように取り締まりが厳しくないので、交通事故を誘発すること必至。

それどころか病院の医師も夜は酔払っていることがあるとか。。。

2011-04-25

インド企業でのサバイバルコミュニケーション術

パンジャブ州でのオペレーション立ち上げのために、ほぼ2ヶ月パンジャブ州に出張していますが、この間にインド流職場コミュニケーションにずいぶん慣れました。
もまれた、、、というべきかも。
プロジェクトの期限が迫り、多数の人間が入り乱れる中で いかに思い通りに物事を動かすか。(まあそもそも思い通りになんかならないのですが。)

過去にもインドのパートナーとやりとりしていたけれど、あれはほんの序ノ口だったなと思います。
今回は時間的制約もあり、周囲は現場のオペレーションを担う威勢のいい面々が多かったこともあり、だいぶ荒っぽい日々でした。

当然のことながら(!!)、一度言っただけでは相手は動かない。
強く主張したつもりでも、何も起こらない。
まるで誰も何も聞こえなかったように。

途中で1298のCEOともこの話をしました。
私と同年代の彼女は、インド生まれインド育ちのインド人。普段から大きな声で怒鳴ったり、電話口で取引先に向かってキレていたり、血の気の多い人だ、、、と思っていたら、CEOになってから必要に迫られてこうなったのよ、笑って言いました。
なんと、インド人でもそうなんだ、しかも生まれつきの性格でもないんだ、と思ったら気が軽くなって(?)、吹っ切れましたね。

おかげで途中からは遠慮なく、主張させていただきました。
あるとき、ふと気がついたら、オフィスのみんなの顔がひきつっていて、あらま、やりすぎたか、と反省したことも。
でも仕事にはプラスです。

以下、今回の日々を通して私が個人的に学んだこと。

< その1 >
欲しいものは主張しなければ得られない。

しかも、繰り返し主張しなければならない。
後入れ先出し が普通 なので、頻繁にリマインドしておかないと簡単に忘れられてしまう。

例えば、お願いした作業が終わったとの連絡が来ない。あまり急かすのも悪いなあと思う必要なし。9割方、忘れられている。

まずはメールで連絡して、りマインドのメールを出して、といった段階を踏むのもあまり意味なし。(このギャップにはアメリカ人のほうが戸惑っていたようです。)
基本電話で話さないと動かない。
考えるより前に携帯を手に取る。
メールは後で言った言わないの論争を防ぐための証拠として使う。


< その2 >
怒っておかないと、真面目に取り合ってくれない。

日本の感覚だと「相当面倒なうるさいクレーマー」くらいの勢いで自分が求めるものを主張する。「今日までにやると言ったのに、まだできていないのはどうして!! 今すぐやって!」と大声で怒鳴る。

そうすると、パタパタっと物事が動く。
目的達成。
なんだけど、「あー、私ってばなんて性格悪いのかしら」としばし自己嫌悪に陥ります。
言われた相手の方は仕事の遅延を悪びれるでもなく、怒られたことに腹を立てるでもなく、次の瞬間には何もなかったようにニコニコ。

相手の気持ちを推し量って気を遣うけど、それはあまり通用しない。現場スタッフになればなるほどむしろまずストレートに伝えて、そこから調整していく感じ。

早い段階で、ガツンと言っておくと、「この人は騙せない、見逃してくれない」とインプットされて指示されたことはちゃんとやらないとまずいな、と思うようです。

、、、といってもすぐ忘れちゃう人が多いので、気を抜けないんですが。
(というか、あまり怒ってばかりいると相手も慣れてきて効き目が薄くなるような。。。イタチごっこです。)


< その3 >
部下からリアルな返事を引き出すのは一苦労。


部下は言われたことをできないとわかっていても、上司にできませんとは言わない。
言ってくれればスケジュールを見直すことができて、あとでビックリ大慌てすることもなかったのに、、、と思うことしばしば。
あんなに口数の多い人たちなのに、上司には反論どころか提案もなかなか持ち出さない。

例えば「月曜日までにできる?」と聞くと、できないと答えたくないから、「はい。」と答える。
代わりに具体的に質問していく。
「XXするには何日かかる?」「次に何をする?」「それには何日かかる?」
といった具合に。その流れで
「え、月曜に間に合わないんじゃない?」というと、

「うん。間に合わない。」との答え。
 ずっこけますけど、こういうときは頭ごなしに怒っても解決しないので忍耐、忍耐。


叱りつけたり、大声でまくしたてたり、できればやりたくない。
指示/命令するより、部下から自発的に行動が生まれるように動機づけし、エンパワーしたい。

でもそれがいつも効果を上げるとは限らないんですね。
ときには、パワーを行使することも必要。



エネルギーは消耗するし、血圧は上がるし(!)。
私はまだ切り分けがうまくできず、ブルーな気分になることがしばしばです。
パーソナルに受け取っては心が持たない。
心で怒るのではなくて、頭だけで怒るようにしようと心がけています。

それにしても、ここで挙げたような事例って日本でも程度の差はあれ、当てはまることがあると思います。文化は違えど、人の心理は共通なんでしょうね。

でも日本に帰ったときにはあまりやりすぎないように気をつけなきゃ。