2011-12-17

今日は今日、明日は明日


アフガニスタンに来て3週間。
「いいね!」と思うときもあれば、時折ストレスを溜めてしまうのが、先の読めない(というか読もうとしない)時間の流れ。

私が今までに出会ったアフガン人たちは、そのときの出会いをとても大切にしているように見える。そのとき、その場に居合わせた者同士でとことん楽しむ。熱く語り、遊び、笑い、(男同士で)抱き合い、さんざん盛り上がる。明日のことは明日にならないとわからない。だから今を思いっきり生きようよ、と。私はそんな彼らが大好きだ。

一方で、これが仕事になるとストレスが溜まる場合が多い。
アポがアポにならない。つまり、アポは守るもの、という感覚があまりないようだ。むしろ、予定は変わるもの、が前提らしい。
何日、何時に、と言う約束を交わしても、いつの間にか相手が予定を変えてどこか違うところに行ってしまう。時間を決めようとしても、その日の朝に話して決めようと言って先延ばしにし、結局当日連絡が取れない、ということさえある。
「何事もなるようになる(逆も然り)」と思っているから、アポが実現しなくても気を悪くするわけでもないらしい。だから、次もまた同じことが起こるという訳。

インドでも思い通りにならない時間管理に戸惑い、ストレスも溜めたけれど、ひょっとするとアフガニスタンはもっと大変かもしれない。

何が違うのか。

まだ、印象でしかないけれど、、、

日本や欧米だと、仕事とプライベートが明確にわかれている。無理なお願い、急なお願いも、親しい友人にならできても、仕事相手には遠慮する。ここアフガニスタンでは、仕事も人の縁、血縁、地縁で成り立っている。だから人間関係が仕事とプライベートでだいぶ重なっている。お互い信頼関係(というか、明日も明後日も続く関係)があるから、今日が無理でも気にしない。予定が変わってもお互い様、ってところだろうか。

私一人でストレスを溜めるのもバカバカしいので、適度にアフガン流を取り入れた方がよいのだろう。でもまあ、ゆるやかな時間の流れる土地である。


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