今日、シードプランニングさんのBOPセミナーでソーラーランタンプロジェクトについてお話させて頂きました。
私の前には、上智大学の岡田先生がBOPビジネスの背景にある世界的な流れから、現在のトレンドまで全体像を講義。(岡田先生には普段からソーラーランタンプロジェクトのアドバイスを頂いたりしているので、先生と同じ場で発表するなんてちょっと緊張してしまいました。。。)
先生は非常に理論的・分析的な視点からアプローチし、
私はとことん具体的な事例を提示した訳ですが、
2人とも同じことをインドで体験していました(!)
それは、インドでビジネスマンと「CSR」「ソーシャルビジネス」「BOPビジネス」といった単語を出して話をすると、
「いまさら何言ってるの?ビジネスはもともとソーシャルでしょ?」
と言われる、という体験談。
インド人は商売、商売って感じでやりにくい、とぼやく人もいますが、
彼ら(特に経営者層)にとって「ソーシャル」は今さら口に出すまでもない、当たり前のことなんですよね。
ただ、同じソーシャルインパクトを、より経済的に達成できた方がいい、と考えている。(これまた当たり前の感覚。)
BOPの人々と隣り合わせで生活し、日々ビジネスを行っているこうしたインド企業と、
日本のオフィスで数字だけでああでもない、こうでもないとBOPビジネスを議論する日本企業。
これではいくらよい技術を持っていても、差は埋められないように思うのですが。
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