国際開発センターのNGO向け「インパクト評価入門」を受講しました。
シンプルなBefore&After比較から、最新の実験モデル(Randomized Experimental Model)まで、事例と演習を交えて一気にカバー。非常に分かりやすかった。お薦めです。
数ある評価手法の中でもっとも複雑なやり方は、「実験モデル」(Randomized Experimental Model)。
先日New YorkerでMITのPoverty Action Lab が紹介されていて気になっていたところでした。http://bit.ly/9IgAr3
ソーラーランタンプロジェクトでも、プロジェクトが村にもたらしたインパクトを定量的に把握しようと努めてはいますが、現時点ではやはり十分とは言えません。
でも今日の話を聞いていると、うちだけではないようです。
NGOの間には、こうしたノウハウはまだ一般的ではないのですね。
さらに、評価スキルだけでなく、予算確保が重要。(これがないとやりたくてもできない。)
一般に開発系のプロジェクト(ODA含む)では予算の1割をプロジェクト評価に充てるのが目安なのだとか。
NGOに寄付する側もされる側も、評価の必要性をちゃんと認識して、最初からその費用を見込んでおくようにならないと。
最近BOPビジネスの文脈のなかで、「企業とNGOの協働」が注目されていますが、
連携が進むためには、NGOも自分たちの活動のインパクトを客観的な数値をベースに説明する必要がありますね。
そして、近い将来、企業が自らの事業を評価するときに、経済的なインパクトだけでなく、社会的インパクトを定量的に把握する動きも進むのだと思います。
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